徒然草一五五段…
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作成日時 : 2005/11/22 22:10
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「世に従はん〜」ですな。…ああ、そういえばサーバーメンテナンスがあったので、コメントやらが出来なかった模様。…どうせコメント貰えないブログサイトだけどさ。
…気を取り直し、まずは原文から。
世にしたがはん人は、まづ機嫌を知るべし。ついで悪しき事は、人の耳にもさかひ、心にもたがひて、その事成らず。さやうの折節を心得べきなり。ただし、病を受け。子生み、死ぬることのみ、機嫌をはからず、ついで悪しとて止むことなし。生・住・異・滅の移り変る実の大事は、たけき河のみなぎり流るるがごとし。しばしも滞らず、ただちに行ひゆくものなり。されば、真俗につけて、必ず果し遂げんと思はん事は、機嫌を言ふべからず。とかくのもよひなく、足を踏み止むまじきなり。
春暮れてのち夏になり、夏果てて秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気をもよほし、夏よりすでに秋はかよひ、秋はすなはち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼみぬ。木の葉の落つるも、まづ落ちて芽ぐむにはあらず。下よりきざしつはるに堪へずして落つるなり。迎ふる気、下に設けたる故に、待ちとるついで甚だはやし。生・老・病・死の移り来たる事、また、これに過ぎたり。四季はなほ定まれるついであり。死期はついでを待たず。死は前よりしも来たらず、かねてうしろに迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来たる。沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるがごとし。
で、次は和訳。
世間に逆らわないようにしていこうと思う人は、まず最初に、物事の潮時を知らなければならない。事が進む順序に合ってない事は、人の聞く事にも逆らい、心にも合わなくて、その事は実現しない。そのような時期を理解するべきである。ただし、病にかかり、子を産み、死ぬ事だけは、時期の良し悪しには関わらず、(まだ時期が来ずに)宜しくないといって止めにする事は無い。物が生じ、生じた物が存続し、存続している物が絶えず進化し、それが、やがて滅び去ってゆくという、万物すべて変転して止む事が無い、この重大な事実は、水の勢いの激しい河が満ち溢れて流れるようなものである。少しの間も留まる事なく、まっしぐらに実現してゆくものだ。それ故、仏法修行にしても、必ず果たそうと思う事は、時期を問題にするべきではない。あれこれと用意などせず、(そこで)足を踏みして止めてはならない。
春が終わって夏になり、夏が終わって秋が来るのではない。春の内に夏の気配を起こし始め、夏には既に秋の趣が入り来て、秋はそのまま寒くなり、十月は小春日和、草も青くなって、梅もつぼみをつけた。木の葉が落ちるのも、最初に(葉が)落ちて芽を出すのではない。葉の下から芽が出て、その芽が育っていく力に堪え切れないで落ちるのだ。(春を)迎える気が、木の内から用意しているから、順序がはなはだ早い。生・老・病・死が移りくる事は、四季の移り変わり以上である。四季の変化には決まった順序がある。始期は瞬所通りにやって来ない。死は前の方から来るとは限らず、前もって後ろに迫ってくる。人は皆死がある事を知って、死を予期する気持ちが切迫していないうちに、死は思いがけなく来た。沖の方の干潟は、遥かかなたに見通されているけれども、磯から潮が満ちるようなものである。
…凄く長いけど、言いたいのは「善は急げ」って事なのか?
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